フーツラの持つ幾何学的で線の強弱を感じさせないフォルムをふまえ、無駄のない要素で構成されていながらも印象に残るデザイン。
1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師として勤めたパウル・レナーによって発表されたラテン文字のサンセリフ体書体。フーツラとはラテン語で「未来」の意。いわゆるジオメトリックサンセリフの一種で、幾何学的な造形が特長的である。現在でもよく用いられているサンセリフのひとつで、フォルクスワーゲンやルイ・ヴィトンのロゴなどにも使用されている。